人が辞めにくい企業よりも、入れ替わり激しい企業の方が居心地がいい理由!
「うちの職場、人の入れ替わりが激しいけど大丈夫なのかなぁ・・・。」
会社でまた同僚が一人辞めたときに、あなたはもしかしたらこのように感じるかもしれません。
一般的には、人が辞めることについて、
・「良い会社はなかなか人が辞めない」
・「悪い会社は人がよく辞める」
などと言われております。
人がよく辞める会社は、その欠員を補充しなければならなくなりますから、欠員分の採用活動を常にします。
結果として、辞めては入り、辞めては入るため、「人が入れ替わる」というような状態が仕上がってしまします。
このような事情で「人の入れ替わりが激しい職場」=「悪い職場」という認識を、多くの人が持ってしまっているようですね。
ですが、その認識って、正しい認識なのでしょうか?
今回の記事では、社員の入れ替わりが激しい職場について、本当に「悪い職場」なのか。
もしくは何かメリットはないのか。
仮に「悪い職場」であるとすれば、どのように悪いのか。
この点を、考察を交えながら確認していきたいと思います。

DAI
入れ替わりが「激しい」職場の方がいい3つの理由
実は「社員の入れ替わりが激しい職場」の方が、「社員が長く働ける職場」よりも優れている点があります。
「え、そんなことあるの?」
通常ではデメリット面が大きく見えるだけで、メリットもちゃんとあります。
一般的には「社員が長く働ける職場の方が良い」と言われていますよね。
しかし、人によって何が「良い」のか「悪い」の基準は変わってくるはずです。
もしも以下に説明する要素に何か良さを感じるようであれば、もしかしたらあなたは「社員の入れ替わりが激しい職場」の方が向いている可能性があります。
また、「向いている」まで行かなくても、どこか「合っている」可能性があります。
社風が偏りにくくなる
社員の入れ替わりが激しいことで、社風が偏りにくくなるメリットがあります。
と言いますのは、やはり社風を作るのは、そこで働いている社員ひとり一人の存在であるからです。
働く社員の入れ替わりが激しくなれば、様々な価値観が入ったり出たりします。
結果として、多様な価値観がもたらされるのです。
会社の雰囲気や暗黙の了解的なものも、「偏ったもの」ではなくなってくる可能性が高まってくるのです。
実力主義の風潮が芽生える
社員の入れ替わりが激しいと、実力主義の風潮が強まってきます。
なぜならば、人の入れ替わりが激しい職場においては、年功序列の人事制度で社員を評価している余裕がない場合が多いためです。
年功序列の人事制度は、社員が長く務めることを前提とした人事制度となっています。
このため、離職率の高い職場においては、年功序列の制度で社員の事を評価している余裕がありません。
勤続年数に応じる評価ではなく、直に仕事ぶりを評価した方が効果的であることは会社側もよく分かっているはずです。
多くの人との出逢いがある
文字通りに人の入れ替わりが激しい職場というものは、「新しい人が入っては誰かが辞めていく」ということが断続的に続きます。
それは言葉を変えるならば、多くの人との出逢いと別れを経験することが可能な職場であるということになります。
多くの人と出会うことで、思わぬ人脈が手に入ったり、今までに知り得なかった新しい価値観に触れることができます。
自分の視野や価値観を広げることに繋がるでしょう。
この点は、人が中々辞めない「ホワイト企業」と比較した場合に、圧倒的に勝っている要素であるように感じます。

DAI
入れ替わりが度を超えている職場には注意!
ですが、さすがに「人の入れ替わりが激しすぎる職場」の場合は、危険です。
ここまで、社員の入れ替わりが激しい職場の良いところを説明させていただきました。
社員の入れ替わりが激しいことにも、多少のメリットがあるのですが、何事にもやはり限度というものはあります。
度を超えたような入れ替わりが常態化している会社は、数
々の問題と対面してしまいがちです。
以下からは、社員の入れ替わりが激しすぎる企業の問題点について、語っていきたいと思います。
人が入れ替わる職場には必ず理由がある!
社員の入れ替わりが激しい会社には、何らかの欠点のようなものがあります。
たくさんの人が辞めているのですから、多くの人が「これは問題だ!」と感じてしまうようなものがあるはずなのです。
もしもあなたも「働いている会社の同僚たちの入れ替わりが激しいなぁ」と感じたのならば、そういった「会社の問題点」を見定めていくことが重要になってきます。
口うるさい、威張っている先輩がいる
口うるさかったり、もしくは変に威張り散らしている先輩が職場に居る場合は、新人は比較的すぐに辞めてしまうでしょう。
この手の先輩は、会社にとっても有益な人材にはなりにくいです。
もしも会社の業務的なことがしっかりとこなせていたとしても、社員の離職率を上げてしまう原因となってしまっているのであれば、プラスマイナスゼロどころか、マイナスになってしまいますよね。
仮にこの手のタイプの人があなた自身に嫌がらせをしてこないのは、何らかの理由であなたのことを気に入っていることが要因です。
しかしその場合であっても、この手のタイプの人は注意です。
ある時突然、よく分からない理由をつけて急にあなたのことを気に入らなくなってしまうことだってあります。
簡単に気分でコロッと態度を変えていってしまうのです。
今はたまたまあなたが攻撃対象とされていないだけで・・・。
努力が報われない
努力が報われづらい職場の場合も、人は簡単に辞めてしまいます。
やはり人は努力をして結果を残したのであれば、それ相応の報いが欲しくなるものです。
しかし、それが叶わない職場であれば、やはり息苦しさやもどかしさを感じてしまうことでしょう。
もしもその根本的な原因が、例えば「上司の頭の固さ」や「職場のフットワークの重さ」などの職場に起因するようならば・・・。
下の社員としても「ふざけるな!」という気持ちになってしまいます。
また「努力が報われない」だけに留まらず、上司などに「結果を横取りされてしまう」といった社風が漂ってしまっていれば、もう最悪です。
そのような職場に、「好き好んで居残るような新人」はいなくなります。
残る者がいるとすれば、何らかの事情によりやむを得ず転職ができない状態に置かれた人たちのみです。
客層が悪すぎる
もしかしたら運が悪いとしか言えないかもしれませんが、顧客の層が悪すぎてしまうと、いろいろと続けることが難しくなってしまいます。
客層に対する対策が特に取られずにいれば、結果として人の入れ替わりが激しい職場となってしまいます。
よくコールセンターなどが、大量募集をかけて大量に採用をしています。
なぜそんなことをするのかというと、コールセンター業務は悪い客層を抱えている企業が多く、オペレーターがメンタルを病んでしまって離職してしまう可能性が高いからです。
(「悪い客層」というよりは、BtoCが多いから、お客も「素」が出てしまっていると言った方が正しいかもしれません。)
このようなコールセンターは辞める人の分を見越して、予め大量に募集をかけておくのです。
このような採用モデルをとっている企業で働く場合は、事前に認識をしましょう。
理由を覚悟しているならばOK
もしも上に説明した3つの理由について、「覚悟」をしていたり、
もしくは「余裕じゃん?」と感じたのであれば・・・。
敢えて「人の入れ替わりが激しい職場」で働くという選択肢を取ってみることも「アリ」であると僕は思います。
先ほど紹介をした、入れ替わりが激しいことによる「メリット」を、苦痛なしで享受することができるからです。
受け取り方はあなた次第
正直言って、周りの同僚たちが入れ替わり立ち代わり辞めていくからと言って、あなたも同様の行動をとる必要はありません。
「周りの人たちが辞めていく理由」にあなたがネガティブな感情を抱かないのであれば、あなたにとってその会社は悪くはありません。
むしろ、前半に説明したような「メリット」を享受することができます。
あなたにとって「特別悪いものでもないこと」に、多くの新人たちが耐えることができていないだけです。
この場合、あなたは「人の入れ替わりが激しい職場」のメリットだけを一方的に享受することができるのです。
最高の職場経験ができるわけです。
メリットを一方的に享受できる!
繰り返しになってしまうかもしれませんが、もしも「人の入れ替わりを激しくしてしまう要因」に対して、あなたが悪い感情を抱かないのであれば、そのような職場のメリット面だけを一方的に享受することができます。
何事にも「メリット」と「デメリット」がありますが、職場に関するこの「デメリット面を打ち消すことができる」ということになります。
これはまがいの無い、あなたの持っている「強み」なわけす。
この会社にいるだけで、あなたは得をします。
できるならば、他の人が得られないような「得」をたくさん手に入れて、人生を豊かにしていきたいですよね。
「人の入れ替わりが激しい職場」の良いところだけを、しっかりと享受して、人生の糧にしてしまいましょう!

DAI
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません