あなたの会社はヤバい?ブラック? 今の職場が正常か分からない人へ
「この会社ってブラックなのかな?」
「なんとなくヤバいような気もするけど、他もどうせやばいでしょ!」
今の会社に対して、このような感情を頂いたことはありませんでしょうか?
同じ会社にずっといると、自分が働いている会社のことを客観的に見ることが難しくなります。
その結果、自分の会社が
・「ヤバい」かどうか。
・「ブラック」なのかどうか。
こういったことも分かりづらくなってしまいます。
今回の記事では、今の職場を客観的に判断するための「気づき」となるような記事を、書いていきたいと思います

DAI
ヤバい会社かどうかを判断する
まずは早速ですが、「ヤバい会社」かどうかを判断してみましょう。
以下に説明する要素を持っている会社は、明らかに「ブラック」を超えて「ヤバい」会社です。
(良くて「ブラック」)
もしもこれらの条件に当てはまるような職場に勤めている人がいましたら、悪いことは言いません。
すぐに対策を取るようにしてください。
長時間労働+残業代未払い
社員に対して長時間労働を強いて、しかも残業をさせた分の賃金を一切支払わない会社は、明らかにヤバいです。
この手の会社は、社員のことを完全に駒としか思っていないでしょう。
しっかりと、そこで働く社員のことを考えていれば、社員も同じ「人間」であることくらい分かるはず。
社員にもプライベートがあり、家族や友人がいて、幸せになりたい欲求があります。
それでも長時間働かせて、さらに残業代を支払わないと来てしまえば・・・。
人間の心など持っていない、畜生の奴隷として生活することを強いられてしまいます。
仮に経営者がAIだとしても、法律を遵守します。
社員に優しくなりますよ。
どちらか一方だけであれば、まだマシ
「長時間労働」のみか、「残業代未払い」のみか。
どちら一方だけであれば、まだマシです。
よくある「ちょっとした(?)ブラック企業」ということで、人によっては許容できてしまいます。
そこで生活していってもいいでしょう。
もちろん「長時間労働」の場合は残業代の全額支給、「残業代未払い」の場合は定時で上がれることが前提条件です。
長時間労働でも時間超過分が全額貰えるならば良いでしょうし、また「残業代未払い」でも拘束時間が定時ピッタリであればそれもまた許容範囲です。
それでもなお、もっといい条件のところを求めるのであれば、求めることもいいでしょう。
この部分の捉え方は個人差が生じるところで、「良いか悪いか」もその人によってきます。
マイナスボーナスが発生する
マイナスボーナスが発生するような職場は、完全にヤバいです。
通常の「ボーナス」と言えば、社員の頑張りや会社の売り上げなどによって、通常の月給とは別に、しかも金額も多めに支給されるものです。
ですが、「マイナスボーナス」は頭にマイナスとつく分、完全に逆を行きます。
社員の失態や会社の業績低下などを理由に、社員の給料からお金をマイナスするものになります。
このような「マイナスボーナス」が発生するような会社は、絶対的に「ヤバい会社」です。
業績が悪すぎるとき
マイナスボーナスを発生させてくる会社は、業績が悪すぎたときに社員に支払いを命じてきます。
例えば、今に猛威を振るっている新型コロナウイルス。
これにより、世界的に景気が悪くなってきているようです。
資金繰りが苦しくなり倒産をする会社も増えてきていると言いますが、その裏には変な対策で事態を切り抜けようとしている企業もあるでしょう。
その一つが、マイナスボーナス。
マイナスボーナスを発生させるような会社は、全体の数としてはごく少数だと思います。
ですが、必ず一定数は存在しています。
もしもあなたの会社がマイナスボーナスを発生させて、会社の存続を図ろうとしているような会社であれば、そこは「ヤバい」会社です。
なにか素晴らしいアイデアで事態を切り抜けるでもなく、一時しのぎのごとく従業員のお金をむしり取ってくるわけですから。
ボーナス時期に退職したとき
ボーナス時期に退職をしたときに、マイナスボーナスを発生させてくる会社が世の中にはあります。
そういう会社も、まちがいなく「ヤバい」です。
これは僕の知人の話なのですが、きつめのブラック企業で働いていて、鬱になって3ヶ月ほど出社していなかったそうです。
そして、たまたまボーナス時期と重なって、会社を辞めることになりました。
3ヶ月ほど休職していたわけですから、本人としてもボーナスは期待していなかったようです。
「まぁ、今回のボーナスは0円だろうね」
なんて言ってしました。
ところが、いざボーナスの時期になれば、給与明細が届いたではありませんか。
彼はちょっとばかり期待をして、その明細を開いてみたそうです。
そこに書かれていた数字は・・・。
「-(マイナス)が付いた、そこそこの金額」だったようです。
ボーナスの下限は「0円」であると思い込んでいいましたが、「-(マイナス)」があるなんてビックリしたのは、僕も彼もこのことがきっかけでした。
そのまま彼は退職してしまって、会社に対して確認をすることができなかったそうです。
もしかしたら、ヤバい会社側も「どうせ辞めるんだし、ボーナスをマイナスにしてもいいだろう」とか思っていたのかもしれません。
法律違反をさせられる
法律違反をさせらるような会社も、間違いなく「ヤバい」でしょう。
ただ他と違って、これはやっかいです。
というのは、会社側に「法律を違反している」という認識がないからです。
実は、上の方で既に説明している「長時間労働+残業代未払い」についても、本来であれば法律違反の範疇になります。
「長時間労働+残業代未払い」に関しては「違反をしないと会社が回らない」というブラックな事情があって、法律違反の認識になりにくい部分もあるのかもしれません。
ですが、それ以上に「違反しなくてもいいような違反」を平気でするような会社が、世の中にはあります。
飲酒運転
飲酒運転を推奨する会社は、完全にアウトです。
厳密には、直接推奨しているのではなく、飲み会後の運転役として抜擢してくる場合です。
このような会社であは、仮に運転役として飲み会に参加して「私は今日は車でみなさんを送迎しないといけませんので・・・。」といって断っても、
「良いから飲め!」なんて言って飲ませてくる場合が多いと思います。
また、偉い人との付き合いで飲みに行ったあとに、別の偉い人を迎えに行ったりしないといけない場合なども、同様です。
もしかしたら自分では「飲酒運転なんだけどなぁ・・・。」と、どこか間違っていることに気が付いているかもしれません。
しかしこの場合は、「お偉いさんたちの命令だし、自分が車を出さないとお偉いさんたちが会に参加できないもんなぁ」なんて思って、そこで車を出してしまいます。
もしもこのような経験が今の職場であるようならば、即効で辞めてしまいましょう。
速度超過
速度超過に関しても、同様です。
こちらも推奨されるよりは、「速度超過をしなければいけない状況」を作り出されることの方が多いでしょう。
例えば、無理難題なノルマをおしつけられて、「それを守るように」ときつく言われている場合です。
名古屋の顧客の元へ訪問へ行き、その後に東京のオフィスへ戻り会議に参加しなければならない中で。
会社の上司からは「名古屋から3時間で帰ってこい」と言われました。
「法定速度を超過しろ」とは直接言われていませんが、法定速度を守っているようで3時間で帰ってくることなど不可能です。
上司からの命令を守るためには、法律を犯さなければなりません。
こうなってしまっては、アウトです。
このような会社は、間違いなく「ヤバい」です。
上司から直接言われてないにしても、「法律を破らないと守れないようなノルマ」を課してくるような会社にいるようでしたら、改めて居場所を考え直してください。

DAI
ヤバい会社だった場合にどうすればいいか
「長時間労働+残業代未払い」
「マイナスボーナス」
「法律違反をさせられる」
もしも働いている職場が、このようなヤバい会社であった時には、どうすればいいのでしょうか。
以下からは、その対処方法について、記述していきたいと思います。
転職
まず会社が「ヤバい」場合に思い浮かぶ最初の対処方法としては、「転職」をすることが挙げられるでしょう。
ヤバい会社から脱出を図るのです。
働く会社を変えることで、今まで常識とれていたことをやらずに済むようになるかもしれません。
もしも先ほど挙げた「ヤバい」ことが頻発しており、それに対して何の疑問を持たずに働いているようでしたら、転職をすることで高確率で問題が解決するでしょう。
なんせ、「ヤバいこと=普通はやってはならないこと」をやってしまっているわけですからね・・・。
一時的に面倒になるが成功したら最高
ただし、転職をするとなると、一時的に非常に面倒な日々を送ることになります。
求人を探して、履歴書を作って、面接に行く・・・。
その一つ一つで、「ヤバい会社」かどうかを見極める必要が出てきます。
ちょっと煩わしいかもしれませんね。
しかし上手くそれらを通過することできれば、圧倒的に会社の質が改善するはずです。
新しい会社にいけば、また一から仕事を覚え直すことにはなります。
ですが「ヤバい会社」で過ごすよりは100倍マシであると僕は思います。
告発
「ヤバい」会社を告発することも、もしかしたら解決策の一つになるかもしれません。
告発先としては労働基準監督署が一般的です。
よっぽど酷い場合はマスコミに情報を流すことも、選択肢としてはアリだと思います。
以前に長時間労働+残業代未払いという「ヤバい」職場をマスコミに告発したエステ店がありました。
その職場の当時の会長がマスコミの取材に対して「会社の法律は俺だと思っているから」と答えたようですが、衝撃的過ぎて今でも印象に残っています。
参考:「法律は俺だ」
あれから2年半。
結果的に、この職場の労働環境は改善されたのでしょうか。
そのことは当の従業員たちにしか分かりませんが、さすがに残業代くらいは支払われるようになったと思いたいですね。
告発「仲間」が大切
告発をする場合は、告発後の会社との関係も考慮しておかなければなりません。
上のリンクの例では、エステティシャンが複数名で同時に告発したため、「仲間」のような体制が作られていました。
このため、おそらくは会社との関係もそこまで悪化することはないのではないかと思います。
なんせ、元々が関係が悪かったのでしょうから・・・。
また告発をすることは、法的な手段を取ることにも繋がってきますよね。
例えば一人で会社を相手にする場合は、必然的に「1人 対 複数」という図式になってしまいます。
かなり状況的に不利な戦いになると思うので、注意が必要ですね。
会社を変える
会社を変えることで、対処をすることができます。
これは転職する意味での「変える」ではありません。
会社に変化を起こすこと。
ちょっとカッコよく言うならば「会社に革命を起こすこと」です。
会社に変化を起こして、このような「ヤバい」要素を全て排除することができれば、一番理想的です。
職歴も傷つきませんし、転職する手間もかかりません。
平社員では難しい
ですが、この方法をスムーズに実行することができるのは、会社の中でも限られた人間のみです。
社長や他の役員、もしくはある程度昇進して社内的な信用もある人に限ります。
どちらかといえば、「会社側」の人間であり、会社が「ヤバい」ことで得をすることが多い人たちです。
もしもあなたが、そのような人とのコネクションを持っているのならば、そのような人を経由して会社に革命をもたらすこともアリでしょう。
もしくは、同じような「ヤバさ」を感じている同じくらいの同僚と団結して、会社側に集団で意志を伝えるのです。
そうでもしない限りは、難しいです。

DAI
オススメは「転職」です!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません