4回退職者が語る!退職したいのに言えない。辞めることを切り出す参考に!
「会社に退職したいことを伝えなければいけないのに、言えない・・・。」
「また今日もいつものように終業を迎えてしまった・・・。」
退職をしたい人にとって、退職意志を職場に伝えることは、超えるべき最初の難関となります。
僕もつい先日に人生で4回目の退職意志の表明を職場に示してきました。
いつだって退職する意思を伝える時はドキドキしますね。
ですが、それも回数を重ねることで、だんだんと慣れてきていることも事実です。
今回の記事では、人生で4度の退職をする僕が、なかなか退職意志を職場に示せない人に向けて「参考」となるような考え方や、体験談をお伝えできればと思います。
退職したいけれどもできないすべての人へ。
その背中を後押しできればというわけです。
前半では「なぜ言えないのか」の理由を考え、後半では「僕の退職エピソード」を書いていきます。

DAI
後半では僕の退職エピソードを記述します!
なぜ言えないのか
どうして私たちは退職するときに、伝えることをためらってしまうのでしょう。
理由は大きく2つあるように思います。
職場の人間関係が変わることを恐れる
おそらくは多くの人をためらわせている最大の原因として、職場の人間関係が変わってしまうことが理由に挙げられると思います。
辞めると心に誓った職場とはいえ、最低でももう2週間はお世話になる職場です。
やはり、そこでの辞めるまでの人間関係が自分の退職によって変わってしまうのではないかということを恐れてしまい、言えなくなってしまう場合が多いのだと思います。
確かに退職する意思表示をしたことで、周りの同僚からは「この人もあと●●で辞めるのだから」という見られ方をされるわけですから、少なからず関係性は変わってしまうはずです。
変わり方としては、同僚と退職希望者の関係性によるため、一概に「こうなる」とは言えません。
ただ、傾向としては「忖度されなくなる」場合が多いように思います。
今まで気を遣われていたならば遣われなくなります。
ムカつかれていたことを隠されていた場合は、隠さずに態度で示してくるかもしれません。
いつかは言わなければならない
職場での人間関係が変わってしまうことを恐れてしまい、言い出せないのであれば、いつまでたっても会社を辞めることができません。
辞めるのであれば、いつかは絶対に自分が退職をしたいことを会社に伝えなくてはなりません。
最近では退職代行というサービスも流行っているようですが、この場合でも業者が間接的にあなたの意志を伝えているわけですね。
もしも後の事が怖すぎてどうしても退職できない場合は、こういったサービスを利用してみるのもいいかもしれません。
職場が新しく変わることを恐れる
もう一つ、職場が新しく変わることを恐れている。
つまり現職に踏みとどまっておいた方が安心感が得られるために、言えなくなってしまうことも理由の1つにあるでしょう。
いざ「退職するぞ!」と決意すると、なんだか現職の良いところをいろいろと感じ出してしまうものです。
確かに何事にも「悪い部分」がある一方で「良い部分」はあります。
ですが、それを「実行しないことの理由」として利用してしまってはいけません。
何のために辞めるのか
何のために自分が退職をするのかをもう一度考えてみましょう。
「やりたいことができないから?」
「人間関係がクソだから?」
「労働条件が過酷だから?」
「将来性がないから?」
辞めたいと感じるに至った出来事をもう一度思い出してみるのです。
できれば紙にペンで書き出してみると、よりいいでしょう。
思考が固まります。
そして、退職意志を伝える原動力とするのです。

DAI
それは退職するまでの「職場内の人間関係」の変化、そして職場自体が変化すること。
これらに恐れを感じているからだと思います。
4回退職した僕の退職エピソード
以下には僕の退職時のエピソードを書いていきたいと思います。
退職する時って、自分一人だけが会社に意志を伝えるわけですから、参考になるものが意外と無いんですよね。
既に退職経験のある友人に相談したり、誰か適当な人に相談したり・・・。
僕の場合は親だけには絶対に相談しませんでしたが・・・。(笑)
もしも何も参考にするものがないとき。
もしくは、様々な退職エピソードをいろいろ収集しているとき。
僕の以下のエピソードを参考にしてみてください。
1社目:自動車部品メーカー
大学を卒業してまず初めに入社をしたのが、この自働車部品メーカーです。
僕は大学を卒業したばかりだったこともあって、この職場ではかなり可愛がられました。
後々聞いた話では、僕のことを「弟」だと思って、先輩たちは接してくれていたようです。
その影響か、僕としても当時はかなり居心地のよかった職場であったと記憶しております。
お昼時を狙う
そんな人間関係の良い職場だったのですが、退職を決意しました。
「初めての退職」ということと、「良い人間関係」ということで、中々上司に退職の意志を伝えられなかったこと今でも覚えています。
また、当時は退職代行なるサービスも世の中に普及していなかったため、自分で言うしかないような環境でした。
月曜日の朝一に「よし、上司に伝えるぞ!」と意気込んでみては、伝えるタイミングを逃し、気が付いたときには終業時刻になっていました。
そんな中で、あれは確か水曜日のお昼前だったと思います。
上司が一人でタバコ休憩をしていました。
「これはチャンスだ!」
そう感じた非喫煙者の僕は、他の人の目につく前に、ササッと喫煙所へ。
上司からは最初「吸わないのに、どうした?」なんて聞かれたわけですが、そう言われてしまえば話をしなないわけには行きません。
「実は、仕事辞めたいんです・・・。」と伝えました。
ビックリされましたね。
そのまま時間的にお昼になったため、上司と一緒に昼食へ。
上司とのランチ自体は普段通りでしたが、この日は休憩時間を過ぎても上司としゃべっていました。
いわゆる「引き止め」を受けていたわけですね。
ですがここで折れてはいけません。
それでも辞めたいんです。
やりたいことがあるんです。
こう言っていると、上司からは「分かった」という返事が。
「社長に伝えるけど、そうしたら後戻りはできないからな。」と言われたため、僕は「はい」と答えます。
ここで、この会社における最も緊張したランチタイムは終了しました。
人間関係の変化は無し
お昼明け、上司から話を聞いた社長は、まず悲しそうな顔をしながら一旦外に出ていきました。
しばらくすると戻ってきて、悲しそうな顔で「残念だなぁ」と言いながら、僕の退職についての話をしました。
ですが、人間関係が悪化するとか、そういうことはありませんでした。
任される仕事は基本的には責任の薄いものになりましたが・・・。
初めての退職と言うこともあり、いろいろと感慨深いものもありましたが、終えてみると「意外と大したことなかったなぁ」という感覚が残ったことを今でも覚えています。
2社目:通信販売小売業
次に働き出したのは、某大手通信販売小売業。
2社目にもなってくると、退職に対する恐怖も薄れてきます。
まぁ、だからと言って全く恐怖感がなくなるわけではないのですが・・・。
元気よく「辞めます!」
この通信販売小売業はいわゆる人数的には大企業であり、退職者も定期的に出ているという会社でした。
それもあってか、「退職します!」となぜか元気よく言えた記憶があります。
ただし、そこの会社でも僕はそれなりに上司から気に入られていたため、まずは上司による説得などが入りました。
退職理由が「もっと良い条件の会社から採用を受けたから」というものだったため、上司は彼自身の若いころの体験談を持ち出して「求人表には良いことしか書かれていない」と。
僕が面接官と話した感じも大丈夫そうだったと言っても「相手はプロだから。求職者を入社させたら勝ちだから。」ということを話してくれました。
それでも僕が新しい会社からの内定を受けており、待遇が良くなる以上は「辞めたい」ことを伝えると、上司は「分かった」との返事が来ます。
最後には「残りの期間、徹底的にこき使ってやるからな!」と冗談めいたいつものノリを言ってくれたことは嬉しかったですね。
人間関係の変化は「無し」
特に人間関係の変化もありませんでした。
この会社は3年もいたため、仕事内容も把握しており、一通りのことは全て自分でできます。
残りの期間も以前と変わらないように仕事をこなします。
そして辞める時に上司からは「またいつでも戻ってこい!」ということを言われて送られました。
嬉しかったですね~。
3社目:歯科器具卸兼専門商社
3社目に働いた会社は、歯科器具の卸兼商社。
特定されそうなので詳細は言えませんが、零細企業です。
2ヵ月かそこらで辞めました。
入社2ヵ月で「辞めます!」
僕はこの会社は2ヵ月で辞めました。
入社時には「ホワイト零細企業で、のんびりと働いていきたい!」と思っていたのですが、働いている人たちが変わり者ぞろいで、「あ、これはヤバイ」とすぐに思ってしまったのです。
社則では「辞める際には前もって1ヶ月前に申告するように」とあったので、入社して1ヶ月程たったある朝にいきなり「辞めます!」と社長に直に伝えました。
そこから1ヶ月たった後に、正式に辞めることになったのです。
正直、「入社してたった1ヶ月で会社の何が分かるんだ」と言われてしまうかもしれません。
確かに、それはごもっともです。
会社のことは何も分かりません。
ですが、働いている人間のことならばある程度は分かるはずです。
日常的なコミュニケーションを通して「この人、やばいかも?」とか「この人の下で働いてしまっては人生が無駄になってしまう!」といったことぐらいは感づくものです。
同じ人間なのですからね。
この会社は、そういった部分に不安を感じさせてくれたのでした。
人間関係の変化は「無し」
もともと深い関係はありませんでした。
また、働いている人たちも曲者ばかりでした。
このため、特に目に見える変化を感じることはありませんでした。
まるで短期スタッフとでもいった方がしっくりくる具合で、問題なく辞ることができました。
4社目:物流機器メーカー兼商社
4社目の物流機器メーカー兼商社は、今どき珍しく年功序列が根強く残っている会社です。
この記事を執筆している現在(2020年7月23日)ではまだ在籍しています。
始業前に「退職したいです・・・。」
この会社は基本的には年功序列で、「社歴の浅い人が長い人を無条件で敬うべき」という価値観が根付いています。
このため僕の立ち位置は「何も知らない無知な新人」という扱い。
先輩たちよりも詳しい分野もあるんですが(趣味に関連するものの話や、大学での専攻分野など)、ちょっと詳しい話をしようものなら、先輩から「何で俺よりも詳しいんだよ!」という態度で制止されます。
こんな環境なので、決行の日は朝早く、どの先輩よりも先に出社をしました。
基本的には総務の部長が一番に出社をするのが日課になっているため、彼にタイミングを合わせた形になります。
社内には総務部長と僕だけ。
他の先輩たちが出社する前に、とっとと話を済ませます。

DAI

会社

DAI

会社
という具合でした。
この段階で他の先輩にバレるとまずいので、「詳しいことはまた後程にお時間を作っていただけませんか。」と言って、とりあえず退職意志を表明しておきます。
夕方ごろに暇になってから会議室に呼び出されて詳しいことを話します。
人間関係の変化は・・・
当記事を執筆している現在、社内の先輩たちすべてに退職意志が伝わり切っていないため、人間関係にどう影響を及ぼすのかは「不明」です。
今までの3社の経験上は、特に変化が起きるようにも感じられません。
ですが、今の会社は圧倒的な年功序列が敷かれているため、今までのようにはいかない可能性も想像がつきます。
いずれにせよ、後日また報告をする形で、一旦今回は終了させていただこうと思います。

DAI
まぁ、分かっていても、ドキドキしてしまうんですけどね。(笑)
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