人生は暇つぶし?刺激を求めて転職という「旅」をしまくれ!
「人生は死ぬまでの暇つぶしである。」
「人生は旅である。」
どこかでたまに聞く、これらのフレーズ。
みなさんの中でも「聞いたことがある!」という人はいらっしゃると思います。
僕も聞いたことがあるわけなのですが、この言葉、真理だと思います。
人生の本質をついているというか。
「何で毎日頑張っているのか?」と聞かれたら、それは暇をつぶしているからなのかもしれません。
また、もしかしたら人生と言う「旅」をしているからなのかもしれません。
いずれにせよ、この言葉には生きることの本質が詰め込まれているように思います。
まず先に僕の考えを述べておくと、僕にとっての「人生」は「暇つぶし」であり、そして「転職」は「旅」になります。
今回の記事では、この点について説明していきたいと思います。
前半は長いので、面倒であれば後半(「転職」は「旅」)からどうぞ。

DAI
今回の記事では、その理由についてです。
僕が感じていることと説明していきます。
人生は暇つぶし
人生は大いなる暇つぶしです。
2020年8月現在、「人生は暇つぶし」で検索をかけると、「漫画家・みうらじゅん氏の言葉である」と出てきます。
僕は正直いうと、みうら氏については深く知りません。
ですが、この言葉そのものが持つ意味自体には非常に同感をしているわけです。
※みうら氏のことを知らず、勝手に解釈してしまっているわけです。
なぜ人生が暇つぶしなのか、3つの理由
以下からは僕が感じている「人生が暇つぶしてある理由」です。
1:やるべき責務がないため
人生において、やるべき責務などは特にありません。
極論、「毎日生きる事」さえできればOK。
心身の健康さえ確保し、毎朝太陽が昇ってくることを確認することができれば、生きる意味は成し遂げているはずなのです。
もしかすると、「せっかくこの世に生を受けたのだから、自分は何か特別ビッグなことをやらなければならない!」
こう思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、それは考えすぎです。
別に偉大なことをするために、人は生まれてきていません。
もしもみんながみんな、偉大なことを成し遂げるためにこの世に生を受けたのであれば、世の中は偉人だらけのはずです。
そうにもなってしまえば、「偉人」の言葉が持つ価値も下がります。
世の中の生活レベルは全体的に底上げされるでしょうが、そうなれば人々だってさらに上の存在、「超・偉人」の出現を望みます。
まぁ、現実的にはあり得ないお話なのですが・・・。
とにかく、「何かすごいことをしなければならない!」という考え自体はナンセンスです。
現に有名な偉人たちは、「何かすごいことしなければいけない!」と思って行動をしたのではありません。
何か「やりたいこと」「やらなければいけないこと」を感じ取り、それをひたすらこなし続けていた結果として、たまたま「偉人」になってしまった人ばかりです。
坂本龍馬しかり、パブロ・ピカソしかり・・・。
日本の将来を思ったり、戦争の悲惨さを伝えたいと思ったり。
何かの「感情的な欲求」があったからこそ、後世にまで名を残したのだと思います。
2:喜怒哀楽を感じることが悦びであるため
人は、喜怒哀楽を感じることが悦びになります。
しまいには、喜怒哀楽を感じることこそが、生きる目的になってくるのです。
よく人は「幸せになりたい」と言います。
では、なぜ幸せになりたいのでしょうか。
そもそも「幸せ」ってなんなのでしょう。
宗教や生活環境によって違ってくるでしょうから、一概には言えないと思います。
ただ、漠然と抽象的な表現を使えば、それは「心身ともに満足感を感じている状態」であることであるように思います。
満足感を感じることができるか。
このことは考え方一つで容易に得られるものです。
例えば、節約のために「朝昼晩3食牛丼生活」を送っているとします。
そして、毎日の食生活について、このような不満を抱いているとします。
「本当だったら、もっといいものが食べたい・・・。」
と。
朝に高級果物、昼に鰻重、夜は寿司などでしょうかね。
このように高い次元の方ばかり見ていては、幸せを感じることができなくなってしまうでしょう。
確かに高級なものを3食食べることができれば、幸せに感じるかもしれません。
しかし、難しいです。
上の次元ばかりを向いて、このように「できないこと」を嘆いてばかりいれば、自然と幸せは遠のいてしまうでしょう。
しかし、視点を変えてみてください。
世界にはまともに3食の食事すら摂ることのできない人たちが大量に存在しているわけです。
大体8人に一人が、まともに3食食べられない計算になります。
3食食べられている人であったとしても、ネット環境などの「通信設備を持っていない人」だって多くいるわけです。
おそらくはこの記事を読めている人は、通信設備を持っている人であるはずです。
この時点で、多くの人よりも幸せな立ち位置にいることになるのです。
「自分よりも低次元の人を見て安心する」という話ではありません。
「当たり前であると思っていることが、有難いことである」ということが、ここでは言いたいのです。
ありがたいことに「ありがたみ」を感じることができれば、人は自然と幸せになることができます。
もちろん、生活面に余裕があれば徐々にステップアップして、より「高い次元の有難み」が手に入るように努力をすることも大切ですね。
このような「ありがたみ」を感じるために、人は「幸せになりたい」と言い、そして生きているのでしょう。
3:様々な世代が絶えず生まれては死ぬため
人は地球に生きる「生き物」の一つです。
そして、人間も哺乳類の一種です。
文明的な毎日を送っていると、つい忘れがちですね。
つまりは自分自身以外にも、種としてみた場合に多くの個体が存在していることになります。
そして、それは「自分」という個体の寿命が存在しない時間軸をも、人間と言う「種」が生きることができることを意味しています。
さらに言い換えれば、自分単体は人類の種の中ではちっぽけでも「当然」ということです。
※でも、「だからこそ偉大なことを成し遂げて、歴史に名を残したい!という人も出てくるのだとは思いますが・・・。」
このように、基本的には種として代々と受け継がれたものの中に、あなたという1人の存在がいるわけです。
あなたの次にも、あなたの世代からバトンを受け継ぐ人がいます。
もちろん僕にもいます。
これは、「個人的な後継者」ではありません。
人間と言う種としての後継世代と言う意味です。
このような大きな生命の紡ぎのなかで、今をあなたは生かされています。
どういう訳か分かりませんが、江戸時代に生類を憐れんでいた時でもなければ、遠い未来の宇宙旅行が可能となっている時でもありません。
せっかくの、「今・この時」を生きているのですから、精一杯に生きてみるべきなのです。
特別な目的は必要ありません。
目的を強いて言うのであれば、「今・この時を生きるため」です。
これ自体が、生命の大きなリレーの中では大役になるのですから。
「人生は暇つぶしじゃない!」派の人へ
「人生は暇つぶしなんかじゃない!」
「何をふざけたことを抜かす!」
こういう人もいらっしゃると思います。
もちろん、そのような意見・考えもあって然りだと思います。誰だって高い次元で「幸せ」を感じたいです。
自分と言う存在は自分だけ。
上にもちょっと説明しましたが、今・この時しか生きられない。
だからこそ頑張って輝きたい。
そういうお気持ちもよく分かります。
その考え自体を否定することは間違いであると、僕は思っています。
ですが、そうおっしゃるならば、無理のないステップを踏んで、上昇をしていく必要があります。
もしも、いきなり高い次元を目標到達点にし、一気に駆け上がろうとしているならば・・・。
正直、難しいと思います。
実現性の部分で。
そして、高確率で病むでしょう。
「あぁ、なんて自分は無能なのだろう・・・。」
自分で設定した「高すぎる目標」が到達できなくて、自己嫌悪に陥ってしまうでしょう。
常に自分の心の中にいる「仮想ライバル」に負け続けてしまうのです。
もしも仮に負け続けてしまって、病んでしまったら。
そんな時に「人生は暇つぶしだ!」と思い直すようにしてください。
きっと楽になると思います。

DAI
ですが、どうせ暇をつぶすならば、より悦びを感じるものでつぶしたいものですね。
高い次元を目指す場合でも、無理は禁物です。
転職と言う「旅」に出よう
転職は「旅」です。
転職という「旅」に出ましょう。
旅はいいですよ。
人生という暇をつぶすにはちょうどいいです。
転職が「旅」である理由
転職は「旅」です。
旅にもいろんな「旅」があると思いますが、僕は特にRPGのような旅であると思っています。
ドラクエなどのような感じですね。
「現実とバーチャルを混同してしまっているのか?」と言われてしまうかもしれません。
ですが、まぁ一読していってください。
暇つぶしの人生を、ゲーム感覚で「プレイ」することができます。
主人公はあなた(自分自身)です。
出逢いと別れ
「旅」には出逢いと別れがあります。
訪れた村や町の人々。
旅路で出会った仲間たち。
これらの人々は、全て現実に置き換えることが可能です。
それぞれ以下のようになります。
訪れた村や町の人々 | → | 職場の同僚や上司 |
旅路で出会った仲間たち | → | 職場外の趣味の仲間たち |
訪れた村には、あなたの職場の同僚や上司がいます。
その村にいる間は、同じ村の仲間ということもあって、仲良く付き合うこととなるのです。
ですが、あなたが何らかの理由で村を去らなければならなくなったとき。
あなたとは違い、村人たちは会社村に残ります。
「お元気で!」「頑張って!」という選別の言葉をくれることもあるでしょう。
もしも出会った村人の中に、「あなたに付いていきたい!」という人がいたのであれば、今後とも連絡を取り合っていく関係になっていきます。
村長(国王)と社長の類似性
「旅」の途中で立ち寄った村や国には、そこの長や王といった存在がいます。
それらの存在は、現実社会でいうところの社長(規模によっては国王)に置き換えることが可能です。
もしも入社した会社の社長に気にいられなければ、その村でやっていくことは困難になってきます。
また、逆に社長に気に入られて、いろいろと食事に連れて行ってくれたり、お酒をおごってくれた場合は、村に生きる者の一員として認められたことを意味します。
村の文化によっては、盛大な宴を催されて歓迎されたりすることもあるでしょう。
すべてはその村や国を取り仕切る村長・国王の性格次第で変わります。
村長・国王は会社の社長に似ています。
村長と国王の違いは、村の規模、つまりは会社の規模による違いのみです。
ざっくりと、中小企業であれば村長。
大企業であれば国王という感覚でよろしかと思います。
もちろん明確な定義などはありません。
深まる経験値
RPGでは「旅」を通じて様々な困難を乗り越えることで、自身に経験値を溜めていきます。
一定の値が溜まれば、その時に応じてレベルアップをすることができるわけです。
このことが現実世界の「旅」にも当てはまります。
現実世界においても、会社に所属をしながら、仕事を通じて様々な困難と対峙します。
その困難を乗り越えることができれば、それに応じた経験値を獲得することができ、自身を成長させることができます。
自分にとって簡単すぎる障害であれば、得られる経験値も少ないです。
逆に、自分にとって難しすぎる障害であれば、得られれる経験値は多くなります。
また、同じ村にい続ければ、初めは経験値稼ぎをするのにも都合がよかったかもしれなかったところでも、次第に稼ぎにくいと感じ出してきます。
さらなる経験値を稼ぐには、シナリオ上の「次の村」に移動する必要が生じます。
実によくできていると思いませんか?
獲得するお金・スキル
RPGの「旅」では、道中に出現するモンスターを倒すことで、お金を獲得することができます。
現実世界の場合では、月に1回の給料日にまとまってお金が支給されるわけですが、仕組みとしては一緒です。
仕事をこなし、結果を残すことで、利益を生んで給与として還元されるのです。
また、スキル面でも共通のことがおこると言えます。
RPGの場合では、道中で様々な技や魔法を覚えます。
それと同じように、現実世界でも様々な資格であったり、実務経験といったものを取得することができます。
「平和」と「幸せ」の関係
RPGの旅の目的は、魔王を征伐して世界に「平和」を取り戻すことかもしれません。
では人生という「旅」の目的は?
これは前半の方に説明したように、強いて言えば「幸せ」を手に入れることです。
悦びを感じながら、今を生きることが人生の目的です。
この点も似ていますね。
勇者が「平和な世界」を取り戻すために旅を続けるのと同じように、現実世界に生きる人たちだって「幸せ」を手に入れるために旅を続けます。
筋の通った考え方・理屈だと思います。
ただ違う点を挙げるとすれば、勇者の場合、その到達する条件が「魔王を倒すこと」と明白です。
しかし現実世界に生きる人の場合では、どうすれば「幸せ」になれるかが明白ではない点が、少々やっかいです。
それこそ、前半に説明したような「見る視点を変える」ことが有効なのかもしれませんが・・・。
ボスを倒した時が、再転職の時
本来の「旅」は、村から別の村への移動の連続です。
では、どんなタイミングで、人は別の村への「旅」を再開するのでしょうか。
きっかけの一つに、「ボスを征伐したタイミング」が挙げられるでしょう。
村や国単体で見れば、どうしても「ボス」の存在が恐怖や問題事として立ちはだかっています。
この「ボス」に対して、征伐を加えたり、もしくはそれと同等の行為を加えることができれば、その時点でその村・国に居残る理由はクリアしたような状態になります。
「ボス」が何なのかは、村や国によって違ってきます。
そしてボスのドロップアイテムが重要なのか、そこで覚えた「技」が大切なのか。
それともコネのようなものが大切なのか。
重要とされている事象も全て異なります。
ボスが征伐されてしまった村は、確かに平和です。
ですが、そこにい続けたところで、新たな学びを得たりすることは期待できないでしょう。
そのようなタイミングが、旅立ちの時です。
より強いモンスターが出現するような「新しい村」を目指して、旅立ちましょう。

DAI
このように考えれば、特に目的の無い人生も楽しむことができると思います。
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